葬儀のしおり
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通夜式・告別式
通夜の流れ
 仏式による通夜は僧侶をお迎えするところから始まります。この場合の僧侶は「導師」と呼びます。導師が到着しましたら一同は会場に集まり、導師の入場を待ちます。
 この時の座り方ですが、祭壇に向かって右側に喪主、遺族、近親者、親戚。左側に僧侶、葬儀委員長、世話役、故人の先輩、恩人、会社関係者、知人の順で座ります。上司は上座に案内します。
 導師が入場し、一同は着席、読経が開始されます。お経が読まれる中、喪主を先頭に親族、一般参列者の順で焼香をします。自宅など会場が狭い場合は、回し焼香になることもあります。焼香は一般には喪主から始めますが、社葬など特別な場合は葬儀委員長から始めるのが習わしとなっています。
 読経と焼香、説法が終わりますと、導師は退場します。そして喪主の挨拶で通夜は終わります。通夜の式が済んだら弔問客や世話役などに夜食や酒を振る舞います。勧められた会葬者は一口でも食べるのが供養とされています。

葬儀式(告別式)の流れ
◆仏式葬儀の流れ
 宗派によって多少の違いはありますが、仏式の葬儀の流れをまとめてみます。
 一般焼香の後、いったん導師が退場して司会役は葬儀終了の辞を述べ、直ちに告別式に移ると報せ導師が再び入場するというやり方もあります。
 焼香の際には中央に進み出た時に焼香の前とあとに喪主・遺族は会葬者に軽く一礼するのが礼儀です。会葬者も軽く頭を下げて返礼します。一般会葬者も焼香の番になったら前とあとに着席している喪主・遺族に目礼をし、そのまま出口に向かい退席します。

◆神式葬儀の流れ

 神式では通夜を通夜祭と呼び、式を司る神官が斎主、進行の世話役は斎員と称します。
 祭儀に入る前に手水の儀といって桶に入れた水を柄杓ですくって手と口を洗い清め白紙で手を拭きます。手を清める時は水を三回に分けて注ぐのがしきたりです。

◆キリスト教式葬儀の流れ
 キリスト教ではカトリックは通夜の事を通夜の儀、プロテスタントは前夜祭と言います。カトリックは聖歌合唱で始まり聖書朗読、神父説教、祈り、献花、遺族挨拶が式次第です。 プロテスタントでは讃美歌斉唱から始まりこれが三度間に入って式が進みます。

◆無宗教葬、音楽葬など
無宗教葬の式次第
  葬儀の式進行から仏教とかキリスト教とかの宗教色を抜いた、自由な形で行なう宗教を「無宗教葬」と呼んでいます。無宗教葬は個人葬では比較的少なく、団体葬や学校葬などの葬儀に見られます。
出棺・火葬・精進落し
 告別式が終わると出棺。火葬場に向かいますが、ここで火葬場に行く人と残る人と二手に分かれます。一般の参列者は一部を除いて帰ります。火葬後は再び戻って精進落しから葬儀・告別式の終了の読経があってこの日は解散です。

◆釘打ち、出棺
  告別式が終わると祭壇から棺が運び出され遺族・参列者と最後のご対面です。葬儀社の人たちが祭壇に飾られていた生花を持ってきますからこれを遺体の周りに飾ります。この時故人が愛用していた物を一緒に棺に入れてあげます。ただ金属類など燃えにくい物は避けましょう。
 霊柩車に運び込む前に葬儀委員長が会葬者に会葬御礼の挨拶をします。この時喪主は位牌を持ち、遺族の一人が遺影を胸に抱いて委員長の横に立ちます。挨拶は喪主自身がする場合もあります。

◆火葬場への移動
 棺を霊柩車に乗せる時運ぶのは男の遺族・親族6人です。必ず遺体の足の方から乗せます。 ここまで遺族、親族、葬儀社を含めて外部の手伝いの人々と一体となって動いてきましたが、ここで火葬場に向かう人と留守番の人と二手に分かれます。式場に残った人たちは後片付けをし、火葬場に行った人たちが戻って来次第、改めて精進落しをしますからその準備に掛かります。葬儀社の残った人たちも同じく次の準備に取り掛かります。

◆火葬
 火葬場に向かった人たちは着いたらまず火葬許可証を提出します。火葬場の係りの方が火葬許可証に記入をします。これが埋葬許可証となります。火埋葬許可証は再発行されませんので、あらかじめ葬儀社の人に預かってもらったほうがよいでしょう。
 ご遺体はとのいよいよ最後のお別れです。僧侶の読経の中、喪主以下全員で焼香をし、大きな釜に運び込まれる棺を見送ります。
 火葬の最中、地方や宗派によっては線香を絶やすぬように喪家の人がついている場合もあります。 控え室で待っている間は、簡単な食事やお酒が用意されていますので、それをいただきながら、故人の思い出話などをして時を過ごします。

◆骨上げ
 「骨上げ」とは、火葬が済んだお骨を骨壷に収める儀式です。地方によっては「骨拾い」「灰寄せ」などともいいます。
  火葬が済みますと火葬場の係員の指示に従い、全員再び炉の前に集まります。全員で竹の箸で拾い上げ骨壷に収めますが、この時二人一組になって二つの箸で一つの骨を拾い上げて壷に収めます。箸を用いるのには、三途の川の「箸渡し」をするという意味あいがあります。お骨は、足の方から頭の方へと順に拾い、壷に収めていきます。これは、故人が生前同様の姿で収まるためです。また喉仏の骨は、故人と特に関係の深かった方が拾ってあげます。普通は喪主が行います。
神式やキリスト教の葬儀については別記しますが、この辺りはどの教派も同じです。

◆精進落しの流れ

 こうして骨上げ式を済ませた一行は帰途に就きます。帰り着くと後飾りといって改めて白布をかけた小机の上に遺影、花、線香などを飾り、その中央に遺骨と位牌を安置します。僧侶の「還骨勧行」という読経とともに喪主を始め全員で焼香します。これが葬儀の終了を示す儀式です。
 最近ではこの時に初七日の法要も一緒に行うというのが普通になっています。この後改めて精進落しを全員でするのですが、これは初七日が済んで精進の期間が終わったと言う意味が込められています。
 この宴が済むと僧侶が帰られるので読経料と戒名料を手渡します。奉書紙か半紙に包み表書きは「御布施」とします。

   
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